
初心者も安心!おすすめルートと持ち物・宿情報まで徹底解説
2025.7.2
「四国八十八ヶ所って、何を巡るの?」
「初心者でも巡礼できるの?」
「歩きじゃなくて車やバスでもOK?」
という疑問にお答えしながら、四国遍路の魅力や始め方をご紹介します。
四国八十八ヶ所巡礼とは
弘法大師・空海ゆかりの霊場を巡る、四国全体を巡礼する旅。
香川・徳島・高知・愛媛の4県に点在する88ヶ所の札所を順番にまわります。
昔は“歩き遍路”が主流でしたが、今は車・バス・自転車・ツアーなど、ライフスタイルに合わせた巡礼が可能です。
どんな意味があるの?
ただの観光やスタンプラリーではありません。
修行や心の旅とされ、自分と向き合う貴重な時間になります。
・心を整えるため
・人生の節目での再出発
・故人を偲んでの追悼巡礼
など、目的は人それぞれです。
四国八十八ヶ所の全体ルート
1番札所:霊山寺(徳島県)
88番札所:大窪寺(香川県)
全長はおよそ1,200km。徒歩なら40日〜60日ほど、車なら1〜2週間で巡礼可能です。
巡礼のスタイルいろいろ
● 歩き遍路
昔ながらのスタイル。体力は必要だけど、得られる気づきや出会いも多く、深い体験ができる。
● 車・バス遍路
現代の主流。時間に制約がある人や高齢者にもおすすめ。
旅行気分で無理なく巡礼ができるのが魅力。
● 区切り打ち
一度に全部巡るのではなく、数日ずつに分けて少しずつ回る方法。忙しい人にも◎
必要な持ち物・巡礼道具
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白衣(はくえ):巡礼者の正装。着ても着なくてもOK。
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納経帳:各札所で御朱印(納経)をいただく帳面。
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お線香・ろうそく・お賽銭:参拝時に使用。
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輪袈裟(わげさ):首にかける巡礼者のしるし。
今は観光スタイルでも大丈夫なので、カジュアルな服装でも問題ありません。
宿泊はどうする?
・遍路宿(へんろやど):遍路さん専用の宿。安価で温かいおもてなしが魅力。
・ビジネスホテル・民宿:市街地では一般の宿泊施設も充実。
・キャンプ・車中泊:旅慣れた人には自由度の高い選択肢。
こんな人におすすめ!
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人生の節目を迎えた方
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リフレッシュや心の整理をしたい方
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旅と歴史が好きな方
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自分を見つめ直したい方
「何かを変えたい」「何かを見つけたい」そんな気持ちがある人には、きっと意味のある旅になります。
巡礼をもっと楽しむために
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各札所にある御影(おみえ)やお守りを集めるのもおすすめ
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地元の人との会話や、“お接待”の文化に触れることも醍醐味
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季節ごとの風景も美しく、写真旅としても◎
まとめ
四国八十八ヶ所巡礼は、観光以上、修行未満の“心の旅”。
すべてを巡らなくても、一つでも札所を訪れれば、それが“あなたの巡礼のはじまり”になります。
無理なく、自分のペースで――。
一歩踏み出すことで、きっと何かが変わります。